愛犬ライトとの出会い

愛犬ライトとの話

私は正直、犬が苦手だった。

幼いころ、隣の家に黒い中型犬がいて、いつも吠えられていた。

小学校の帰り道は

なるべくその犬に会わないようにそっと、

もし会ってしまった時は、一目散に逃げてしまっていた。

 

そんな私がいつのまにか、大の犬好きになってしまった

 

私がまだ飲食店の店長をしていた頃だ。

相方が毎日子犬のブリーダーサイトを見ていた。

のぞき見しながら、しだいに実際に会いに行きたくなってしまった。

 

ブリーダーのお家は電車で1時間以上かかる、行ったこともない駅だった。

とにかく次の休みにいってみよう。

 

6月の終わり。

まずは行ってみると、リビングのような部屋に通された。

周りにはこれから売られる子なのか、そこで飼われているのかもわからないが、

かわいいフレンチブルドッグやチワワたちが自由に歩きまわっていた。

 

事前にサイトを見て、会いたい子をブリーダーさんにはお伝えしていた。

ブリーダーさんがゆっくりと奥から連れてきたのは、3匹の子犬。

 

2匹のマルプー兄弟と1匹の一回り大きなマルプー。

2匹の兄弟はとってもおとなしくて、少し怯えてる。

それに引きかえ、もう1匹のマルプーはかなり興奮ぎみ。

2本立ちで抱っこしてのおねだり、息遣いも荒く、舌を出して愛想をふりまいてる。

実は、事前に会いたかったのは、この一回り大きなマルプー。

 

この時点でまだ一度も犬を抱いたことすらない私は、かなり緊張していた。

「ご連絡いただいていた子のほかにも、2匹のマルプーを連れてきましたよ。
抱いてみますか?」

まずは一回り大きなマルプー。

初めて感じる温かくて、ふわふわな、しっかりした重み。

先ほどまで騒いでいたのに、すーっと静かになった。

 

次にマルプー兄弟のお兄ちゃんから。

まだほんとに小さくて、私の手の上に乗せてしまえるくらい。

小さいお目目でしっかりと私を見てる。

弟くんも抱っこ。

この子はシャイなのかな、下を向いてばかりで少し震えてる。

 

抱っこからおろすと、

やはり一回り大きなマルプー君はまた騒ぎ出した。

う・・・ん・・・不安だ・・どうしよう。念のため確認。

「この子、どうして売れていないんですか?」
「ちょっと自己アピールが強すぎちゃってね笑」

確かに・・・。

相方さんとも相談して、改めて連絡をすることに。

 

後日、やはり初めて飼いとしては、”自己アピール”の強い子は手に負えないのでは、

との判断からマルプー兄弟のお兄ちゃんを”ライト”として迎えることとなった。

 

 

うちにきたばかりのライト

 

 

 

お迎えにいった時のお話と

初めてのワンコ飼で用意したものを次のブログでご紹介します。

 

犬と私の10の約束

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